認知症の簡単な検査について

認知症の診断には、長谷川式認知症という認知機能テストが主に使われています。
認知症は早期発見・早期治療が重要です。もし、ご自身やご家族に「もしかしたら…」と心配があったら、本来ならすぐに病院を受診した方が安心ですが、どのような内容のテストを行うのか、事前に詳しく知りたい方もいるのではないでしょうか。
長谷川式認知症スケールについて、設問内容や採点方法、評価ポイントなどを解説していきます。
長谷川式認知症スケールは、9つの評価項目、30点満点で構成されています。20点以下だった場合、認知症の疑いが高いとされています。
テストにかかる所要時間は5分~10分程度です。
簡単に行うことができるため、医療現場だけでなく介護現場でも認知症の評価を行うため活用されています。
しかし、この点数だけで認知症診断はできません。
テスト当日の体調や、教育歴や職歴、生活歴、視覚や聴覚障害の有無、精神疾患や服薬状況などの背景情報、脳画像検査なども認知症の診断材料となり、総合評価により診断が決まります。
注意したいのが、認知症であっても高得点が出るケースがあることです。
長谷川式認知症スケールは、記憶に関係した評価項目を中心に構成されているため、初期段階では記憶障害が現れにくいレビー小体型認知症や、前頭側頭型認知症に関してはあまり感度のよい検査結果が出ないといわれています。